成人式の振袖に必要なアイテム全リスト
2023-03-14成人式に振袖を着るけど準備するものがわからないなど不安なことはありませんか。
振袖を着るときには着物に合わせる小物や着付けのグッズなどが必要です。
着物ならではのアイテムなども多く、聞き慣れない言葉も多いでしょう。
必要なグッズがあらかじめわかれば振袖を着るときもスムーズで安心ですね。
今回は外観から着物の下の見えないアイテムまで全て紹介します。
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成人式に振袖を着るけど準備するものがわからないなど不安なことはありませんか。
振袖を着るときには着物に合わせる小物や着付けのグッズなどが必要です。
着物ならではのアイテムなども多く、聞き慣れない言葉も多いでしょう。
必要なグッズがあらかじめわかれば振袖を着るときもスムーズで安心ですね。
今回は外観から着物の下の見えないアイテムまで全て紹介します。
まずは外観から説明します。振袖姿で目にしたことがあるアイテムのためイメージしやすいのではないでしょうか。
振袖は未婚女性のみが着られる礼装用の着物です。
振袖には大振袖、中振袖、小振袖があります。
一般的に成人式で着られる振袖は中振袖です。
袋帯とは袋状に作られた帯のことです。
二重太鼓を締める長さがあり礼装用の帯として使われます。
フォーマル用には金糸銀糸を多く使った帯を使用します。
略礼装やおしゃれ着には金銀が控えめな袋帯を合わせます。
帯締めは帯を固定するために結びます。
帯が崩れることを防ぐために結ぶ帯締めですが、帯の中心でコーディネートのアクセントにもなります。
振袖には華やかさや若々しさを演出できる帯締めを選びましょう。
帯揚げは帯締めや半衿などとともに着こなしのアクセントに使われますが、着付けの重要なポイントも担っています。
帯枕と一緒に帯を固定する役目を担うのも帯揚げです。
帯締めと同様に帯や振袖とのコーディネートを楽しみましょう。
振袖に合わせる履物は金糸や銀糸が施された草履、白足袋です。
寒い時期は裏起毛の足袋や和装用タイツなどを重ねて履きましょう。
バッグは金や銀を使った礼装用バッグを合わせます。
草履とセットになっていると使いやすく便利です。
ドライフラワーやつまみ細工、リボンなどを使った髪飾りが人気です。
着物の準備に気を取られ髪飾りを忘れがちになります。
着物が決まったら髪飾りも早めの準備が必要です。
ヘアセットをして着付けの順番が一般的なので、前開きの洋服を着ていきましょう。
防寒が目的のショールですが、コーディネートを華やかにしてくれる役目もあります。
ショールはコートの扱いになるため、屋内に入るときには必ず外すのがマナーです。
振袖や帯、帯揚げに合わせた色の重ね衿を付けましょう。
ピンで留めたり、振袖の衿に軽く縫い付けたりします。
振袖を着るとき最初に身につけるのが肌着や補正のためのアイテムです。
体型を補正したり、足袋を履いたりして着崩れないように気を付けながら着付けをしていきます。
振袖など着物を着るときには必ず和装用のブラジャーとショーツを着用します。洋服用のブラジャーやショーツは避けましょう。
着物を着るときは体の凹凸を出さず筒状になるように補正します。
和装用のブラジャーは胸を強調しないように作られているため、着用することで補正されます。
ワイヤー入りのブラジャーは着物に不向きですが、代用できる洋服用ブラジャーもあります。例えばナイトブラやカップ付きインナーなどは和装用ブラジャーの代用が可能です。
洋服用のブラジャーを代用するときには細い肩ひもは避け、幅広ストラップを選びましょう。
一度着物を着ると肩ひもを直すことができません。
後の衿が大きく開くため、首回りから肌着が見えないように選びましょう。
ショーツは和装用を用意しましょう。洋服用で代用するときは脱ぎ着がしやすいように帯の下までの丈にします。
下着のラインは意外と表にひびくため、シームレスの下着が安心です。
淡い色の振袖を着るときは特に、肌の色になじむ透けにくい色の下着を着用しましょう。
和装スリップは、長襦袢が汚れるのを防いだり、裾さばきをよくしたりする役割があります。また、腰まわりをすっきりと補正する効果もありますよ。もともとは、上半身に着用する「肌襦袢」と下半身用の「裾除け」の上下二部式になっていましたが、これらが一体になったものが和装スリップです。
着物は体の凹凸をなくし筒状に補正するときれいに着こなせます。
胸や腰回りなど補正が必要なところに使いましょう。
成人式などフォーマルな場では白足袋を履きます。
寒い時期には裏起毛のタイプや重ね履き用のインナーソックスなどがあります。
色付きやレースなどはカジュアルな装いに合う足袋です。
長襦袢や着物を着るときに締めます。
モスリン、絹が締めやすいのでおすすめです。
仮紐に使うこともあるため5本以上用意しておきましょう。
肌襦袢など肌着を着てから長襦袢を着ます。
長襦袢はスーツなどのインナーのようなものです。チラ見せの効果を考えて長襦袢の色を選びます。
肌襦袢と着物の間に着ます。
着物に汚れが付かないようにする役割で着るのが長襦袢です。
また、裾や袖からチラリと見えるため振袖に似合う色を選びましょう。
着物が汚れるのを防ぐ役割があります。
着物を着る前にあらかじめ長襦袢の衿に縫い付けておきましょう。
振袖に合わせた柄や色の半衿を選びます。
幅10センチほどある伊達締めは着物と長襦袢にそれぞれ1本ずつ使います。
博多織やマジックテープで留めるタイプなどがあるので使いやすいものを選びましょう。
着物を着るときには着付けのためのアイテムが必要です。
着物を着るときは好みで後ろの衿を下げて着ます。
きれいに後ろが開くようにひもで固定させます。
そのためのひもを通すのが衣紋抜きというアイテムです。
長襦袢の衿の後ろに縫い付けて使います。
既製品の長襦袢には最初からついているものもありますが、ほとんどのオーダーの長襦袢には付いていません。
帯のしわを無くし、美しい着姿を演出します。ポケット付きの帯板もあります。
帯芯は仕立てるときに帯の中に入れる芯のことです。
帯自体が薄いものにはしっかりした帯芯を入れるなど、帯のかたさやしなやかさを調節します。
帯板には前板と後板があります。
前板は帯のシワを防ぎ、すっきりと美しい着物姿を演出するため必要なアイテムです。
ポケット付きの帯板もあり、チケットなどちょっとした小物を入れるのに使う方もいらっしゃいますよ。
後板といわれる帯板は変わり結びに必要です。
(左写真の下が「帯板」、上が「後板」です)
着付けをするときに背縫いがずれないように衿の中心をクリップで留める場合に使います。
洗濯ばさみなどでも代用できますが、着物や帯を傷めることがあるため専用の着物クリップがおすすめです。
着付けのときだけでなくトイレでも使えます。
長い袖が汚れないように、たたんで留める場合クリップを使います。
トイレでは着物や長襦袢の裾を筒状のまま上にめくります。
その際に裾を帯や胸元にクリップで留めます。
お出かけのときには2〜3個バッグにしのばせておきましょう。
長襦袢の衿と半衿の間に入れて使います。
衿芯を入れることで衿元が自然になり、きれいなラインが作れます。
形を作ってあるプラスチック、綸子や塩瀬などさまざまな種類があります。
衿の外側に入れると透けて見えるため、衿の内側に入れましょう。
帯結びの形を作るために使用するのが帯枕です。
振袖の変わり結びには蛤型の帯枕を使います。
帯枕は表から見えませんが帯の形を整えるために必要なアイテムです。
三重仮紐は変わり結びに使用します。
真ん中の部分にゴム紐を3本重ねてあり両端に紐が付いています。
帯をたたんで形を作ったりゴムに通したりして複雑な形の帯結びができるようになっています。
コーリン株式会社が開発し商標登録した着付け用のベルトのことです。着物や長襦袢の衿を整えたり、おはしょりを安定させたりして着崩れを防いでくれます。
すべりやすい生地や腰紐ではきれいに処理ができない場合に使うと着付けがしやすく便利です。
振袖を着るにはさまざまなアイテムが必要です。
着物や帯、小物の他にも着付けに使用するアイテムをそろえなければなりません。
着付けに必要な小物はセットで購入しておくと安心できます。
着物とのコーディネートや必要なグッズなど不安に感じることは、ぜひ一度ご相談ください。